法律文献の記録

司法修習や,憲法学の研究で読んだ文献の備忘録として

検察修習

検察修習は,事前検討メモを中心に各種書面の作成,指導係検事への相談,検事正・次席検事への事前方針説明,決裁,そして,一番の中心である取調べや電話聴取に時間を取られ,ほとんど読んでいない。

 

修習生には,窃盗事件(万引き,置き引きなど)が配点されることが多く,窃盗と占有離脱物横領の区別,不法領得の意思等の検討をするにあたり,コンメンタールや有名な事件の調査官解説(ポシェット事例)をはじめとしたものを読んだ。ほかには,ゴミを捨てた,燃やした等で,廃棄物処理法違反や,軽犯罪法違反で送致されてきた事件も割とあったが,この辺は,検察庁内にある書庫や,修習生室内にある本を見れば,なんとかなると思う。

 

個人的な感想としては,検察修習では,本を読むことや起案というより,取調べに注力すべきだと思う。